子宮内膜症 セルフチェック

 

子宮内膜症のセルフチェック:自分でできるチェック診断

子宮内膜症のセルフチェックのチェック診断リストです。

子宮内膜症は、月経のときにひどくなるという特徴があるため、念頭においておきましょう。月経は、排卵・妊娠に関わる体の周期の一つです。排卵に問題があったり、卵巣や子宮に病気があると、月経の周期や量に異常が見られます。そのため、月経の異変は、子宮内膜症を含む、多くの婦人科疾患の病気の兆候だと思ってもいいほどです。

月経の目安としては、標準的な月経の周期は25~38日、月経の期間は3~7日です。また、月経時の出血量は50~150gで、生理の出血の多いときでも2時間に1回生理用品を取り替えるぐらいの量までなら、正常範囲だといえます。しかし、生理は個人差も大きく、他の人と比べるのは難しい面もあるため、854以前の自分の状態と比較することも大切です。

子宮内膜症のセルフチェックの全15項目のリストは次のようになっているので、自分でできるチェック診断として利用してみてください。

1. 月経のときに下痢をする
2. 月経痛が、徐々にひどくなった
3. 薬を飲まないと、我慢できない月経痛がある
4. 排便痛がある
5. 排卵の頃に、下腹部が痛む
6. 月経のときに、血のかたまりが出ることがある
7. 腰が重い感じがする
8. 貧血がある
9. 月経のときに、吐き気やめまいがする
10. 最近、血尿や血便が出た
11. おりものが増えたり、茶褐色のおりものがある
12. 便秘がちである
13. 慢性的な下腹部痛や腰痛がある
14. 性交痛がある
15. 妊娠しにくい(避妊していないのに、2年以上妊娠しない)

子宮内膜症のセルフチェック全15項目のうち、自分にあてはまる数によって、次のようにチェック診断することができます。

  • チェックがついた項目が0~5個:今のところ問題なし
  • チェックがついた項目が6~10個:子宮内膜症の可能性あり
  • チェックがついた項目が11~15個:子宮内膜症の可能性が高い

子宮内膜症は、すぐに命に関わる病気ではありません。しかし、気になることがあったら受診を先延ばしにせず、すぐに婦人科(産婦人科)やレディースクリニックを受診しましょう。また、自分でも子宮内膜症への対策を行いたい方は、『自宅で改善する魔法の方法』もチェックしておくといいかもしれません。