子宮筋腫 検査

 

子宮筋腫の検査:検査入院はある?

子宮筋腫の検査のフローチャートは、次のようになっています。「緑色の部分」が、子宮の検査になります。なお、検査入院の必要な検査は、基本的にありません。

子宮筋腫の検査での大きなポイントは、膣鏡診や内診の検査で、しこりがあるかどうかです。しこりがある場合は、エコーを撮って、詳細を確認していきます。

その後、「子宮筋腫」か「卵巣腫瘍」かの鑑別ができた後に、検査のルートが分かれます。

「子宮筋腫」は、良性の腫瘍なので、小さかったり、ひどい月経痛や過多月経などの症状がない場合は、数ヶ月に1回、経過観察で様子を見るだけとなることが多いです。なお、悪性の腫瘍(がん)の場合は「子宮がん」と呼び、子宮がんには、子宮の筋層にできる「子宮肉腫」や子宮の入り口できる「子宮頸がん」があります。

「卵巣腫瘍」は、良性・境界性悪性・悪性の3種類があります。ただし、卵巣腫瘍の良性・悪性の区別は難しいため、大きさが6cm以下で内部に異常のない場合は、3~6ヶ月程度の間隔で経過観察を行うこともできます。

以上の検査の他、子宮に内視鏡を入れる「子宮内視鏡検査(子宮鏡検査)」を行うこともありますが、子宮鏡下で手術をしない限りは、検査入院となることはありません。ただし、子宮鏡下で子宮筋腫やポリープを切除する手術の場合は、1泊2日程度の入院となります。

子宮筋腫の検査で経過観察となった場合、自分でできる範囲で、子宮筋腫のケアをすることも可能です。子宮筋腫のセルフケアの詳細については、『自宅で改善する魔法の方法』をチェックしてみてください。