子宮内膜症 検査

 

子宮内膜症の検査:検査入院はある?

子宮内膜症の検査のフローチャートは、次のようになっています。「緑色の部分」が、子宮の検査になります。なお、子宮内膜症の検査で、検査入院になることは、基本的にはありません。

「子宮内膜症」で検査の大きな分かれ目となるのは、卵巣に子宮内膜症のできる「卵巣チョコレートのう腫」があるかどうかです。

「卵巣チョコレートのう腫」は、卵巣のねじれを引き起こして激痛を伴いやすく、破裂した場合も激しい痛みを引き起こし、緊急手術となることもあります。子宮内膜症は、進行性の病気なので、卵巣チョコレートのう腫がある場合は、現在は小さくても、何らかの処置が行われるのが普通です。また、卵巣チョコレートのう腫は、悪性化(癌化)の恐れもあるため、慎重な確認が行われます。

なお、子宮内膜症で検査入院となる可能性があるのは、麻酔下でお腹に小さな穴を開けて内視鏡を入れ、腹腔内の子宮内膜症の癒着具合を確認する「腹腔鏡検査」の場合のみです。ただし、腹腔鏡検査の場合は、通常は、同時に腹腔内の癒着を同時に除去する手術を行うために入院となりますが、検査のみであれば、日帰りです。そのため、子宮内膜症の検査のみで入院になることは、基本的にはありません。

子宮内膜症でも、状態が悪くなければ、悪化しないようにホルモン剤を使用する対症療法のみで過ごすことも可能です。また、自分でも子宮内膜症のケアを行いたい方は、子宮内膜症のセルフケアで有名な『自宅で改善する魔法の方法』もチェックしておくといいかもしれません。