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子宮の検査の種類:一般的な検査の流れ
子宮の病気の検査は、どこの婦人科やレディースクリニックでも、検査の内容はほとんど同じです。子宮の病気の検査を受けるときは、主に、次のように、2回に分けて検査を行います。
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まずは、初回の子宮の検査を簡単に行います。もしも、症状が重そうで精密検査をした方がいいときは、後日、大掛かりな検査を行います。そのため、いきなり、大掛かりな検査を行うことはありません。
「1.初回の子宮の検査」は、初めて受診したときに行う簡単な検査で、次のような検査の種類があります。
問診 | 口頭での質問。症状を知り、病気を予測したり、全身状態を把握したりする。 |
膣鏡診 | 膣鏡(クスコ)という器具を挿入して、おりものや、子宮膣部(しきゅうちつぶ)の状態を確認する。 |
内診 | 子宮に指を入れて、子宮の大きさや位置、子宮の動き(癒着の有無など)を確認する。 |
エコー(超音波検査) | お腹からエコーを当てる「経腹法」と、膣側からエコーを当てる「経膣法」があるが、詳細な情報のわかる経膣法の方が一般的。 |
細胞診 | 子宮頸がんの有無の検査。 |
血液検査 | 貧血の有無や、腫瘍マーカーのCA125やLDHという酵素を調べる。 |
「細胞診」は、痛そうなイメージがありますが、感覚の鈍い子宮の入り口の細胞をヘラで取るだけなので、ほとんど痛みはありません。「血液検査」は、採血するので痛みはありますが、血を取るだけで、注射を打つわではないので、痛みの程度は大したことはありません。
「2.後日の子宮の検査」は、初回の検査で気になる点があった場合に行われる検査で、次のような検査の種類があります。
MRI検査 | 子宮筋腫の場合は、子宮筋腫の数や多きさ、位置、深さなどを確かめる。また、似た病気との判別も行う。悪性(がん)である子宮肉腫の疑いがあるときは、静脈から造影剤を打って血流の動きがよく見えるようにする「造影MRI検査」を行うことも。 |
腹腔鏡検査 | 子宮宇内膜症の場合は、お腹の中の膜や内臓の膜に癒着が起きていることがあるため、お腹に小さな穴を空けて内視鏡を入れて確認する。ただし、通常は、そのまま、同時に治療も行い、癒着を剥がしたり、病気部分の切除・焼灼・蒸散なども行ったりする。 |
「腹腔鏡検査」は、お腹に穴を開けて内視鏡を入れる、かなり本格的な検査なので、いきなり行われることはないため、安心してください。また、お腹に穴をあけるため痛いイメージもあるかもしれませんが、局所麻酔(部分麻酔)をして行うため、痛みもありません。
子宮の病気の中でもよく見られる「子宮筋腫」や「子宮内膜症」は、基本的に、命に関わるような病気ではないですが、何らかの症状がある場合には、治療の対象になります。そのため、生理痛がひどかったり、生理の血の量が多かったりといった症状がある場合は、受診するのがおすすめです。なお、自分でも子宮をいたわりたいと考えている方は、子宮のセフルケアで人気の『自宅で改善する魔法の方法』もチェックしておくといいかもしれません。